SPIの言語能力検査は、業務を円滑に行う基礎となる言葉や文章の知識、理解、推測、判断などの能力を測定する検査です。
内容は、言葉の意味、関係、使い方など語句に関するものと、長文の要旨、文章・段落構成、空所補充など文章に関するものに大別できます。
新卒者が受検する最も一般的なSPI-Uの言語能力検査では、語句に関する問題が25問、長文問題が15問、計40問が出題され、検査時間は30分です。内容はさほど難しくはありませんが、問題数が多いので、正確さとスピードをいかに両立させるかが鍵になります
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非言語能力検査は、数的処理問題と論理問題に大別されます。一部では理科の問題が含まれる場合もあります。
仕事の中では多くの数字やデータが扱われ、これらを分析・検討する能力や、情報を数値化して表現・伝達する能力などが必要とされ、そのような能力を測定するのが非言語系能力検査です。
問題の多くは中学生2年生までの数学のレベルですから、時間さえかければ十分できる問題です。しかし、SPI-Uの言語能力検査では、30問で検査時間は40分でから、平均して1問1分20秒で解答しなければなりません。これは、かなり慣れておかないと歯が立たないと思われます。
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語句の問題は、二語関係、言葉の意味、複数の意味の語句に大別できます。
□二語関係 → 例題1
同意語・反対語から、内包・外延関係、用途・役割などさまざまです。言葉の正確な理解だけでなく、関係性の正確な把握ができるかが鍵です。
□言葉の意味 → 例題2
難解な語というよりも、何気なく耳にしているが意味を曖昧にしか理解していないような言葉が出題されやすいようです。言葉の意味を正確に理解しておくことが必要です。
□複数の意味 → 例題3
多義語・同音異義語、さらに文法など、平仮名で書けば同じでも、意味の異なる使われ方をする言葉の見極めをする問題です。何気なく使っている言葉の理解度が試されます。
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| 例題1 |
左に示した語との関係が、上の二語の関係と同じになる語を選べ。 |
| 鉛筆 : |
筆記 |
| 巻尺 : |
A 定規 B 製図 C 建設
D 計測 E 料理 |
| せっぱ詰まった状況 |
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A 意固地 B 正念場 C 独壇場
D 土壇場 E 過渡期 |
| 知的財産権をおかす |
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A 罪をおかす B 危険をおかす
C 領空をおかす D 過ちをおかす E 尊厳をおかす |
《正解》 1 D 2 D 3 C
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文章に関する問題では、ペーパーテストでは長文3題ということが多いようです。長文の長さは1200字前後でA4サイズの1ページ分程度です。
□空所補充 → 例題4
@接続語 A文脈に合う言葉 の選択に大別されます。@では、文と文のつながり、Aでは言葉が表す概念を正しく把握できていることがポイントになります。
□指示内容 → 例題5
文中の「それ」「これ」などの指示語の指す内容を選択する問題です。
□内容把握
部分的な記述の意味を問う問題と、文章全体の要旨や記述と合致するかどうかを問う問題に大別されます。部分的な記述の意味を問う問題でも、設問部分が文章中のどの部分に書かれているかの手がかり(下線など)がないことが多く、下線部の前後だけを読めばいいという技が通用しません。つまり、文章全体を読んでおかないと解答できませんから、文章を読むスピードも重要になってきます。
□文章整序
文章の順番がばらばらになっているものを、正しい順序に並べかえる問題です。テストセンターでのテストでよく出題されているようです。
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現代では、自己の目的のためにどれだけ役に立つかという( )だけで人間を判断しようとする人が多い。しかし、人間の価値は多様であり、より根源的である。… |
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今日の環境問題は、つまるところスピードの問題といえるかもしれない。…中略…。スピードの問題は、環境汚染についてもいえる。すでに述べたように、現在、東京の水源である利根川水系の汚染は深刻な事態となっている。これも、水源に流れ込む汚れの分解者である微生物などの「浄化時間」を上回って汚染が急速に進むことに問題があるといえる。… |
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A 今日の環境問題
B スピードの問題
C 環境汚染
D 東京の水源の汚染
E 利根川水系の汚染 |
《正解》 4 E 5 E |
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数的処理の範囲は広いのですが、頻出問題はある程度限定され、ほとんどが中学レベルの数学です。しかし、短時間で処理するためには、解き方の型を理解しておくだけでなく、数多くの問題を解いて迅速に正解できるようにしておく必要があります。
□計数に関する問題 → 例題6,7
損益算などの方程式を用いて解く問題から、単純な計算で解ける問題までさまざまです。式の立て方もポイントではありますが、実際問題としては、ふだん電卓に頼り切っている計算を素早く、正確に行うことが最大のポイントです。
□場合の数・確率 → 例題8
「宝くじの当たる確率はどれくらいか」ということを考えたことのある人は多いと思いますが、この分野は計算自体は簡単です。最大のポイントは問題の把握です。
□グラフの領域
一次関数や二次関数のグラフが作り出す領域を把握する問題で、純粋に数学的な領域の問題から、現実的な現象を描き出す問題までありますが、まず関数のグラフを理解しておく必要があります。
□集合
図や表をかいて正解を導きます。図や表のかき方がポイントでしょう。
□表などの資料問題
□物の流れと比率
□ブラックボックス
□空間図形 など |
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| 例題6 |
ある仕事をAがやると9日かかり、Bがやると6日かかる。この仕事をAとBが一緒にやると何日かかるか。 |
A 3日
D 6日 |
B 4日
E 7日 |
C 5日
F 8日 |
| 例題7 |
時速108kmで走っている全長130mの列車が、長さ590mのトンネルを通過し始めてから通過し終わるまでに何秒かかるか。 |
A 20秒
D 35秒 |
B 24秒
E 42秒 |
C 30秒
F 46秒 |
| 例題8 |
4人の部員の中から部長1名、副部長1名を選ぶ選び方は何通りあるか。 |
A 4通り
D 10通り |
B 6通り
E 12通り |
C 8通り
F 15通り |
《正解》 6 B 7 B 8 E |
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非言語系の中でも、論理的思考力が試される推論などの問題が数多く出されます。数字を使うわけではないので、数学の苦手な方は、この範囲で得点を稼ぐといいでしょう。いずれも図や表を活用すると難なく正解を導くことができます。
□命題
「AならばBである」という命題が正しければ、その対偶「BでないならばAではない」も正しい。この対偶の公式、さらに三段論法を理解しておくことがポイント。
□推論 → 例題8
前提となる条件から、推論の正誤を判断する。前提条件を表に整理しておくことがポイントです。
□対応関係
□順位 → 例題8
□位置
□方角 など |
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| 例題9 |
P社、Q社、R社、S社の売上高を調査したところ、次のことがわかった。
T P社の売上高はS社の次に大きい
U 一番売上高が多いのはQ社ではない
次の推論のうち必ずしも誤りといえないものはどれか |
ア P社の売上は3番目に多い
イ R社の売上は2番目に多い
ウ S社の売上が最も多い
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A アだけ
D アとイ |
B イだけ
E アとウ |
C ウだけ
F イとウ |
《正解》 9 E |
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